きりこについて/西加奈子 著

こんばんは、ひとやすです。

きりこについて

西加奈子さんは、テヘランで生まれ大阪で育ったそうである。

テヘランはイランの首都であるそうだ。

テヘランで生まれ、大阪で育つという経緯についても、

すこし興味をそそられるけれど、それはさておき、

西加奈子さんの「きりこについて」を読んだのである。

 

もしかしたら、ネタバレになってしまうかもしれないけれど、

きりこについてという作品は、

「きりこは、ぶすである。」という文で始まる。

最終章は、後日譚のようなものになっている。

その後日譚のひとつ前の章の最後は、

「そして私は、そんなきりこを、愛したのだ!」で終わるのである。

 

ということは、きりこについては「愛」の物語なのかもしれない。

もちろん「愛」がテーマになっている小説であることは、

間違いないのである。

 

きりこについて

見出しが、まえと同じなのである。

変えろよと思われるだろうけれど、

何度も言うようだが、ひとやすは「バカ」なのであるからして、

許して欲しいのである。

 

物語の中で、きりこは両親に溺愛されて育つ。

「ぶすなのにも関わらず」なのである。

ぶすなのにも関わらずという言い方は、失礼かもしれないけれど、

この小説自体が「きりこは、ぶすである。」で始まるのだから、

きっと、良いのである。

 

きりこは、恋愛をし失恋をする。

しかし、この物語は、もちろんそんな単純な「恋愛小説」ではない。

「恋愛小説」でないなら何なのさ?

と聞かれれば、

この小説は、「きりこについて」なのである。

タイトルそのままなのである。

 

きりこについて

見出しがまた同じなのである。

それは、さておきなのだ。

この小説の内容は、「きりこについて」なのである。

「タイトルそのまま」としか言いようのない小説が書けるってスゴイことじゃない?

と思うのである。

 

そして、読む人は「きりこ」という主人公の生き方に魅かれていくだろうと

思うのである。

 

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